高知学122 香南市夜須町の「何でもない風景と道」2

「何でもない」風景、日常7,000歩くらいのウオーキングで歩く、自宅から2km余りの範囲です.

先日、集りで大阪へ飛行機で行き、伊丹空港からモノレール、阪急で梅田へ、買物をして西梅田の会場に行ったらこれで7,000歩でした.

田舎ではみんな200m以上なら車で行きます.

都会の方がずっと歩くのです.

その1では自宅から東の方向でしたが、今回は西の方向です.

 

2020年2月17日 最終版

 

(廃線跡を歩く)

 

1.自転車道を西へ

 

自宅下に土佐電鉄の線路跡を利用した自転車道がある.

ウオーキングやランニングでもよく利用されている.

ここを通って夜須の町まで行くには、短い2本のトンネルを抜ける.

現在同じ区間を土佐くろしお鉄道、ごめん・なはり線が通っているが、ずっと山側に新しくトンネルをつくっている.

 

(登龍門トンネル)

 

古い二つのトンネルには名がついていて、扁額がある.

東は「登龍門」、潜って都会に行く若者の出世を願ったのだろう.

 

(海浜学校前)

 

トンネル西口には元「海浜学校前」のホームがある.

山の間を行くと海岸に出る.

臨海学校に来た子供たち、ここでわいわい言って降りたのだろう.

帰りはトンネルの向こうで警笛が聞えると、「来た来た」と騒いだことだろう.

もう1本の名は「制天工」である.

天工とは人工の逆で、大自然のことをいう.

短いトンネルで、大自然を制す、とはいささか大げさだが、それだけ鉄道への期待が大きかったのかもしれない.

 

2.手結

 

(夜須)

 

付近の山から夜須(やす)町の中心部が見える.

右下が古い手結(てい)港、その左に船が並んでいるのが新港.

これらの左の砂浜が旧海水浴場で、今はヨット、パドリングの基地.

川の左に広がる砂浜が、ヤ・シィパークと名付けられた新海水浴場で、津波避難タワーが建っている.

二つの浜の間が夜須川で、冬は鴨が来るしウナギもいる.

その先が中心部である.

 

(手結港)

 

手結の古い港は、1655年に野中兼山によって、陸を掘り込んでつくられた.

今では簡単に防波堤がつくられるが、当時荒波を避け、舟を浜に揚げることなく係留するために大工事を行ったのである.

修復、修景の工事が行われて、石垣と取り巻いて並ぶ家々が昔の姿を留める.

 

(銭湯)

 

横丁には元の銭湯がある.

煙突もあったが、倒壊の恐れがあるため取り除かれた.

海で冷え切った漁師さんが暖まりに来ただろう.

 

(ボードウォーク)

 

海水浴場には長いボードウォークがあって、ここで運動する人も多い.

ウオーキングの西端で、腰かけて一休みする.

 

3.灯台の道

 

自転車道のトンネルを通ってきたが、海岸の道もある.

 

(崖に立つ家)

 

丘の上のホテルの横から、高台に別荘風の家が立つ.

貸別荘もある.

 

(海岸の家)

 

海浜学校のあった場所には、市営のサイクリングセンターがある.

 

(水路の上で)

 

夕方、仕事帰りの車が止まって手軽に釣を楽しんでいる.

高校生もいる.

 

(手結岬)

岬の道の右に灯台がある.

足元の崖が台風で崩れているので冒険は危ない.

 

(灯台から西)

 

先に海水浴場の避難タワーが見える.

この辺りの崖は、台風の波で少しづつ崩れている.

下の浜は崩れた岩石だ.

日単位ではわからないが、年単位で見ると海岸は姿を変えている.

それが積み重なって、芸西村の海岸のように、南洋で出来た岩が日本までやってくるのだ.

 

4.夜須町中心街

 

(旧道)

 

旧道と夜須川に沿って奥に向かう道の交差点が、夜須の「銀座4丁目」である.

角に、家内が店主の魚を選ぶ目に信頼を置いている小さいスーパー、右は理髪店と美容室.

家内の足はアシスト自転車である.

銀行の支店は無くなったが、郵便局はある.

昔は映画館があったそうだ.

左にスナック、米屋、釣具店があって、国道に出ればコンビニ、スタンド、サーフショップ、喫茶店、車を買ったディーラーがある.

国道を渡ったヤ・シィパークには、これも家内行きつけの直販所やインド料理、アイスの店がある.

スナックや喫茶店でつくった弁当も売っている.

右に行けば元夜須町役場(今は市支所)、図書館、ホールと、家内がボランティアをしている福祉センター、自分が定期的に行く医院がある.

昔からの履物屋は更地だが、電器店、DIY店、洋品店(高齢者向になっているが)、薬局は健在だ.

さらに山の方向には、保育園、幼稚園、小学校、中学校がある.

賑やかですよね?

 

(おわり)

 

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2020年2月13日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一