34 高知は日本のどこにある?高知は東京からどう見える?四国の中では?

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高知に引っ越した、というと、瀬戸内海に面してよいところですね、と返事が帰ってきたことがある.

これは極端として、日本の中、特に東京から、高知はどのように見えるのだろう.

飛行機、高速バス、新幹線を通じて調べよう.

北海道、九州と比較するとどうなるか.

四国の中でも考えよう.

 

2017年3月8 日 修正版

 

 

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(表参道)

 

1.飛行機

 

もっとも早い交通手段は飛行機である.

ANA、JALの通常期運賃は、距離、時間を反映していると言ってよい.

東京-高知は35,200円である.

これと同額は、東京-函館35,200円である.

東京から見て、高知と函館は等距離である.

四国の中では、高松、徳島は33,100円で近く、青森の33,800円より少し安い.

松山は35,800円で、高知より少し遠い.

米子は32,800円、鳥取が30,800円で、山陰は四国よりも東京に近いことがわかる.

逆のようにも思うが、それはメルカトール図法に慣れているからで、地球儀を見ると納得できる.

ちなみに、秋田はもっと安く、東北は「首都圏」と言っても、そう的外れではない.

 

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(冬の秋田駅)

 

これからすると、高知のライバルは函館である.

観光ならば、同じ費用だから高知か、函館か、ということになる.

ビジネスでは、立地条件の比較要素になる.

 

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(函館の街)

 

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(高知・はりまや橋)

 

⒉.高速バス

 

飛行機は高いが、もっとも安い交通手段は高速バスである.

東京には、夜行バスが四国各県、山口を除く中国各県、北陸各県、東北各県から運行されている.

ディズニ-ランド見物、学生の就活には、必須の交通機関である.

しかし、北海道からの運行はない.

九州は、福岡-東京に日本最長距離のバスがあるが、14時間半かかるので、日常的とは言えない.

北海道、九州、いずれも東京との行き来は、高価な飛行機しかない.

東京からすると、「海外」である.

札幌、福岡を首都とする、「北海道国」、「九州国」である.

実際に、すべてのバスは道内各地から札幌に向かい、九州内は福岡に向かっている.

 

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(博多駅前)

 

3.新幹線

 

博多には山陽新幹線、函館には北海道新幹線がある、これはどうかということになる.

しかし、そこには乗車時間の壁がある.

4時間である.

東京-秋田は、新幹線で4時間かかる.

しかしこれだけ座っていると、エコノミー症候群を心配する.

東海道・山陽新幹線も同様で、実用的には東京-広島が限度である.

東京-博多、5時間を通して新幹線で行く人は少ないであろう.

北海道新幹線は、東京-函館が4時間で、これが限度である.

札幌まで延伸されても、東京-札幌を新幹線で行くことは一般的でない.

「4時間」は意味のない数値ではない.

1日8時間労働では、午前、午後各4時間である.

人間の生活リズムの上で意味を持っている.

 

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4.四国各地と東京

 

東京から新幹線を利用した場合の、四国各地への到達時間である.

高知、松山は6時間、徳島は新神戸からバスを利用するのが順路で、5時間である.

高松は4時間15分ほど、四国では唯一「4時間の壁」に近い.

 

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(高松の街)

 

しかし高松は大分東に寄る.

鉄道による場合は、瀬戸大橋のたもと、丸亀辺りが、四国でもっとも東京に近く、函館と等しい位置にある.

ここが四国のゲートウエイである.

「海外」ではないが、東北各地よりは遠い、辺境?の「四国島」ではある.

ところで、高松は札幌、福岡と違って、そこに何でも集中する「四国国」の首都ではない.

四国各県は、それぞれ勝手にJRやバスで他地域と結ばれている.

まとまっていなくて、ばらばらである.

 

5.  四国の観光

 

東京から「四国島」への観光はどのようになるだろうか.

次のようなことが考えられる.

1)「はるばる来たぜ」の土地なのだから、せっかく来た以上、ゆっくりと過ごす

2)夜行バスで安く来られるから、辺境を求めるバックパッカーの旅に適している

3)四国島に香川から上陸すれば、JRにはバースデイ切符など、安く快適に移動する手段がある

 

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(松山駅前)

 

「四国島」は広くはないが、今のところ「島」全体の観光案内は少ない.

たとえば、先ほどのバースデイ切符である.

連続3日間でなく、6日の内3日を選んで使えるようなフレキシータイプだと、一般旅行者には便利だが.

 

6.移住

 

中央から地方へ、人の移住が取り沙汰される.

どこが良いかである.

いろいろな条件があるが、距離感と気候から考えてみる.

九州など、宮崎から神武天皇が船出した美々津にかけての海岸は素晴らしく、高知の好敵手である.

また、札幌はボストンのような知的なイメージがある.

 

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(宮崎駅前)

 

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(札幌駅)

 

しかし、両地方とも、母国東京と決別し、九州国、北海道国に新天地を求めて移民することになる.

東北では、雪下ろしや雪掻きを毎日繰り返すのはつらい.

北陸は曇天、俄かの降雨が多く、失礼ながら気分的に明るくない.

山陰西部は意外に積雪がないが、寒いことは寒い.

瀬戸内は温暖であるが、海岸は概して工場地帯である.

大小の島々はロマンチックだが、船でしか往来できないのはハードルが高い.

そう考えると、高知はなかなかの選択肢である.

 

関連記事リンク:高知と東京、どこが違う?

        四国の距離感、路面電車とJR

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(おわり)

 

2016年1月11日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一