26 高知で外国人観光客の案内.市内では?本山の棚田は?

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外国人観光客が増えている.

高知では、どこがおすすめになるだろう.

高知市内では?周辺では?

観光客もいろいろで、一泊100万円でも安いという富豪もいる.

山谷、釜ヶ崎の格安ホテルで泊まる人もいる.

1人から、数人のグループの旅行者を想定しよう.

 

2017年4月24日 修正版

 

1.外国人観光客の求めるもの

 

ベテランの日本旅行、次が条件になる.

1)京都、奈良、金沢は行ったので、違う感じのところに行きたい

2)ローカルな日本を味わいたい

2)日本的な城、神社仏閣に行きたい

3)ぶらぶら歩きで生活に触れたい

4)日本的な食事をしたい

5)日本的なショッピングをしたい

6)B&Bのベッドルームで快適に泊まりたい

中四国なら、岡山は後楽園、広島は宮島があるが、金沢と似た都市で新味がない.

松江は宍道湖、出雲大社に近いのはよいが、ぶらぶら歩きの魅力に欠ける.

松山は瀬戸の島々に近いのはよいが、岡山、広島と似ている.

高松は栗林公園があるが、金沢を越えるものではない.

徳島は阿波踊りの時には訪ねるべきだが.

ベストは意外に高知かもしれない.

 

2.高知市では

 

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(高知城から見た高知市街)

 

高知市の魅力である.

1)コンパクトで歩いて回れる.

路面電車を使えば、和紙の町や美術館に行ける.

後免から伊野まで乗れば、日本はこういうところなのか、日本人はこういう生活をしているのか、素顔が実感できる.

浦戸湾を船で巡ることもできる.

2)高知城に加え、五台山、善楽寺など、観光地的でないお寺がある.

京都では感じられない、お遍路さんの民衆信仰が実感できる.

3)商店街、スーパー、パチンコ、学校、病院、役所など、狭い範囲に集まり、異国のぶらぶら歩きに適している.

母国と違う仕組みばかりである.

パチンコなど、京都で触れた日本文化との相違に驚嘆する.

 

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(帯屋町の仏具店.エキゾチックな商品が並んでいる)

 

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(帯屋町のH店.和服でも洋服でもない、よさこい衣装が並んでいる)

 

4)レストランの中が見えるので、入り易い.

ひろめ市場、藁焼きたたき、屋台など、厨房と客の姿が見え、異国人にも料理が理解できる

5)ぶらぶら歩きでお土産が買える.

海苔(黒い紙を食べる?)、削り節(鉛筆の削りかすを食べる?)、青海苔(緑の粉が食品?)、

干椎茸(ポルチーニ?)、お多福ソース(パスタで焼きそば).

地元スーパーで買える.

ただしどこにも英語の看板と英語のメニューがない.

ミャンマーに行って、ミャンマー語しか書いていない店に入るようなもので、これは難しいのだが.

 

 

3.高知の田舎

 

高知市で、まず3泊4日は十分に楽しむことができよう.

その後である.

せっかく高知まで来たのだから、さらに日本のカントリーに行ってみたいという気になる.

条件は次の通りである.

1)鉄道で行ける(バスは知らない土地では乗り難い、左側通行の異国でレンタカーの運転は難しい)

2)清潔なホテル、旅館、B&B がある

3)町のぶらぶら歩きができる

4)食堂、パブがあって、気軽に食事ができる

5)ハイキング、トレッキングができる

 

高知市の近くでは、棚田のある本山、田井が挙げられる.

本山は「日本のもっとも美しい村」のガイドブックにも載っている.

 

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(土讃線大杉駅.しかしバス停はどこ?)

 

高知からJRに乗り、大杉で降りる.

直接町に入ることができればよいが、本山へバスがあるので、いいとしよう.

本山には旅館があるし、食堂、パブもある.

 

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(本山の旅館)

 

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(本山の横丁)

 

観光客にとって好ましい日本の辺境?である.

付近一帯は、怒田、八畝、吉延、伊勢川、高須、とそれぞれ趣の異なる棚田地帯である.

本山を基地にする、ハイキング、トレッキングにまことに好適である.

 

(棚田の秋)

 

棚田で、子どもを散歩させる男性に出会った.

棚田は圃場整理の結果、今の姿になっているという.

今の1枚は、昔の2,3枚ということである.

昔の棚田のサイズは想像を絶する.

 

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(キャンペーンガール、「棚田をよろしくね」)

 

棚田を歩き回り、お弁当を食べ、木陰で寝転ぶ、だれもが喜ぶ最高のロケーションである.

 

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4.おもてなしの現状

 

ただ、外国人観光客への仕組みは目下ゼロである.

・バス停標識には英語もローマ字もない

・バスを降りてもインフォメーションがない

・棚田には距離があるが、公共交通機関、タクシーを使った移動が不案内

・歩くためのマップがない

・持って帰れるお土産(棚田を耕す人の彫刻とか)がない.

もっとも、これらは日本人観光客に対しても同じである.

高知県民はみんな車で移動しているので、観光関係者も、観光客は車で来るものと思っている節がある.

そうではない.

都会の人が、レンタカーを借りて高知の山道を移動することは考えられない.

外国人観光客の前に、まず日本人観光客への配慮が必要かもしれない.

 

関連記事リンク:山の道と山の子ども

        秘境駅とかつ丼

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(おわり)

2015年10月6日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一