11 高知の台風は?竜巻は?海で遊ぶ

高知では、生活と海は切り離せない.

台風も、竜巻も、落雷もある.

海を見れば、天候の様子がわかる.

料理は魚である.

地元新聞には釣面があり、テレビでは毎日釣番組がある.

サーフイン、ダイビングなど、どこかで何かのマリンスポーツができる.

意外に海水浴場は限られるが.

 

(2017年3月15日 修正版)

 

 

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(足摺岬.台風の通過後)

 

1.   海の気象

 

高知の観光で、日帰りで足摺岬に行って、四万十川を回って、などと気軽に言われる.

これは1泊以上しないと難しい.

高知は東西に大変長く、神戸から広島くらいの距離に及んでいる.

高知市内から足摺岬へ、3時間半かかる.

岬は台風の時が見応えがある.

しかし、「台風が来た、それっ!」というわけにも行かない.

海を見ていると、天候の変化がよくわかる.

うねりが出てきた、というのでテレビをつけると、南方海上で台風が発生した、とある.

天気予報より海を見る方が早い.

高知は台風で大変でしょう、とよく言われる.

しかし、自宅は海に面した高台だが、極端な風雨はない.

海からの風が、そのまま吹きつけるためではないか.

これが山や谷のところであると、気流が狭められて加速される.

風速が高まり、湿り気が山腹で遮られて、一気に豪雨となる.

波が強いと、夜には枕元に海鳴りが響く.

灯台の赤い光が点滅する港の防波堤を、時折白く波が越えている.

 

(志和漁港)

 

海岸は大まかに言って、高知市より東は砂利の浜、西は断崖である.

高知の沖は、富士川からの流出物が堆積して地質を形成している.

随分遠くから来ているように思うが、地球規模で見れば、隣家の排水口から来るようなものである.

また、良質の石灰を産出する.

赤道直下のサンゴ礁が北上し、海から陸にすぐ上がっているので純度が高い.

赤道から3,000kmを6千万年かけて移動してくる.

昔からの製法で石灰をつくっている工場があり、文化財の白壁修復に必ず使われる.

海は沿岸流が強く、砂利や砂はすぐに持って行かれて、急に深くなっている.

また離岸流が強いので、流されると危ない.

海水浴場は意外に少ない.

 

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(大岐の浜.棒を押して探りハマグリを採る)

 

2.  竜巻

 

夏の生暖かい曇り日、近くのゴルフ場で、海を見渡すティーグラウンドに上がった.

ふと沖を見ると竜巻が立っている.

絵のとおりに、漏斗状に雲が海面に下がり、接している辺りでは海水が沸きたっている.

隣町の酒造場で、新しい蔵が完成した.

ところが、沖で竜巻が発生し、次第に近づいてくる.

新築の蔵もこれまでか、と観念したが、突然消えてしまった.

人たちは、龍神様が祝いに来たのではないかと話したという.

山にある寺の本尊は、竜巻で降ってきたという伝説があり、竜巻は身近かである.

 

 

 

時折陸上でも発生する.

ハウスに被害が出るので、珍しがってはおられない.

 

3.   海と雲の色

 

季節によって海の色が異なる.

冬の夕暮れは、銀色に見える.

他の季節では見られない.

気温か、水温か、または屈折の関係なのだろうか.

 

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(冬の海)

 

雲が蓋をしたように海に被さって、その間から遠くの山が見えることがある.

60km先の石鎚山まで見えるので、空気が澄むらしい.

海上では、同じくらいの距離の興津岬灯台の灯が見える.

 

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(雲と海の間)

 

4.  海の落雷

 

夏の深夜、いつまでも雷の音が止まない.

起きて沖を見ると、遠くの海面のあちこちに落雷している.

盛大な花火のようである.

あまりきれいなので、寝ることを忘れて見入ってしまった.

30分も続いただろうか.

 

5.   海の漂着物

 

いろいろの漂着物がある.

あるとき、近くの浜の波打際にずらりとアジなどの魚が並んで打ち上げられていた.

波が強かったわけではなく、なぜなのだろうか.

大きい魚に追われたのだろうか.

それでも列になって連なるのは解せない.

上空にはトビやカラスが舞っているが、寄っては来ない.

近づいてみると魚は皆内臓を食われていた.

彼らは飽食したのである.

 

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(魚が打ち上げられた浜)

 

鳥は内臓が好きらしい.

以前我が家に、どこからかニワトリの雛が1羽来て、住み着いたことがあった.

ある日突然異様な声が聞こえたので、窓から顔を出すと、タカがニワトリの頭を叩いて仕留めたのであった.

その後、彼が周囲に目配りしつつ食べたのは内臓である.

肉には見向きもせず飛び去っていった.

その夜は鳥鍋の予定であったので、余りを頂くことも脳裏をかすめたが、戻ってきて恨まれても困る.

ウミガメも打ち上げられることがある.

これはもう死んでいて、大きい魚にやられたのだろう.

もっと大きいものでは、クジラが寄せられる.

一度陸に近づくと、沖に持って行ってもまた寄るらしい.

そのようなクジラが解体されたことがあり、魚屋には鯨肉が並んでいた.

 

 

6.   海で遊ぶ

 

近くに海水浴場がある.

夏休みの盛りでも、ごった返すことはない.

「子どもプールじゃん!」という若者もいるだろうが、現地人?に交じって、ビキニの美女がいることもある.

 

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(近くのビーチ)

 

高知の西端である柏島は、スキューバダイビングで有名である.

毎週通う人もいる.

 

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(柏島.ダイビングに出かける)

 

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(おわり)

2015年3月9日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一