9 高知の路面電車とJR.四国各地の距離感を比較

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高知の鉄道に乗ろう.

市内電車を全部乗っても安いものである.

貸し切りのビール飲み放題「お客電車」もある.

JR四国には、誕生月に四国内特急グリーン車乗り放題の、バースデイ切符がある.

そして時刻表から、四国各地の距離感が見えてくる.

 

2017年7月26日 修正版

 

 

(アンパンマン車両)

 

1.とさでん交通

 

市内電車である.

路線は後免-伊野間が主である.

1時間半ほどかかり、料金は460円であるが、直行便はなく、途中で乗り換える必要がある.

運転士が乗換券をくれるので、ご破算にはならない.

全線乗ると、安上りの高知観光である.

高知市内を貫き、田園や町外れ風景を見て、高知とはこういうところか、高知県民はこんな人なのか、実感できる.

海外に行っても、路面電車を端から端まで乗ってきた.

 

2005 montpellier

(フランス・モンペリエ)

 

高知では、車両が古いのが特徴である(アメリカでは、わざわざ古い電車をつくって再開した都市がある).

ゴンゴンとモーターが唸り、ゴロゴロと路面を走る.

子供の頃、町中で聞いた音が再現されている.

以前、車庫内での運転体験の催しに参加した.

発進・ブレーキとも極めてレスポンスがよく、スポーツカー感覚であった.

高知市内の西から、伊野までは単線である.

朝倉付近は道が狭く、しかも線路は道路の端に寄っている.

西に行く電車も、東に行く電車も、道路の片側を通るので、車は電車を避けて、時には右側通行をしなくてはならない.

皆、適当に走って、衝突することなく融通を利かせている.

折り返し電車は、道の真ん中で長時間停まっている.

駐禁の標識はあるが、「自動車」と書いてあるので電車はよいのだろう.

 

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(朝倉での単線区間行き違い)

 

「お客電車」がある.

1両貸切で、ビール飲み放題、料理付、カラオケ完備で2時間運行してくれる.

カラオケだけなら、ミニマム36,000円で借りることができるので、子供連れで弁当を持って乗れば楽しいのではないだろうか.

 

お客電車

(お客電車.昼なのでまだビール電車ではない)

 

⒉.JR四国のバースディ切符

 

これはお得な切符である.

誕生月であれば、特急グリーン車使用で3日間四国内乗り放題、一人10,280円である.

同伴者3名まで同じ値段で買える、ということは、4人のグループで誰かが誕生月であればこれを利用できることになる.

12月が誕生月なので、大晦日にこの切符を使い、四国を一周した.

高知の郊外、土佐山田から特急で窪川に行き、予土線宇和島行に乗り換える.

新幹線0系を模した車両で、新幹線から移したシートには、鉄道マニアらしい4人が座っている.

最終の列車運行などに、カメラを持って殺到しそうな人種である.

若い女性グループが、発車後しきりにカメラを外に向けていたが、肝心の四万十川に沿った時には居眠りをしていた.

 

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(予土線.写真はイメージで、12月の撮影ではない)

 

キャリーバッグを持った若者が、田舎の駅を颯爽と下りてゆくのはやはり年末である.

昼どき、宇和島に着き、松山行特急に乗り換える.

缶ビールと駅の弁当で食事をする.

あまり美味くはないが、何でも美味い必要はない.

松山に着いて、市電で繁華街の大街道へ.

デパートでは、おせち受け取りの人が列をつくっている.

 

matsuyama

(松山駅)

 

岡山行特急に乗る頃は暗くなり、造船所の灯があちこちに散らばっている.

多度津に着いて、ここからラストコースの土讃線高知行特急.

車窓は真っ暗だが、何十回も乗っているので、どこを通っているかはわかる.

左にカーブしてエンジンの音が変わり、下ってゆくので、繁藤から土佐山田へ降りてゆくことがわかる.

 

 

 

土佐山田に着く.

車掌が切符を集める.

あと2日は有効で、もう2周できるので、見せるだけ.

 

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(土佐山田に帰る)

 

3.時刻表から見た四国の距離感

 

各土地の隔たりは地図でわかる.

しかし感覚的な距離はこれとは違い、所要時間に関係する.

時刻表から四国各地の距離感を考える.

徳島

徳島から高速バスに乗ると、山陽本線と接続する舞子まで1時間である.

一方、舞子からJRで西に同じ時間は、竜野、相生である.

徳島は四国ではなく、兵庫県の西端と言ってもよい.

 

(高速舞子)

 

高松

高松-岡山は電車で約1時間である.

快速マリンライナーの乗車率は高い.

高松は岡山圏(逆に岡山は高松圏)である.

休日の夕方など、岡山から帰る買物客が、瀬戸内の特急によく乗っている.

小田急で新宿から1時間なら厚木辺りで、マリンライナーのグリーン車は、「はこね」「ホームウェイ」に似ている.

松山と高知 :

バスで岡山-松山は3時間、岡山-高知は2時間半である.

高知の方が近い.

JRでは、特急松山行「しおかぜ」、高知行「南風」とも2時間40分ほどである.

予讃線は電車だし、曲線が少ないので早い.

両特急では客層が全く違う.

「しおかぜ」はスーツのビジネスマンだが、「南風」は雑多な人たちである.

「しおかぜ」は川之江、新居浜、西条の工業地帯があるからそうなので、松山までJRに乗る人は多くない.

 

(土讃線 繁藤)

 

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(おわり)

2015年2月22日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一