19 高知東部のレストラン.秘密の食堂とは?量と価格の追及

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高知では、どこで食べたり飲んだりしているだろうか.

食堂には、量と価格が厳しく追及されている.

評価基準が不明な「ムード」など顧慮されない.

さらに、知る人ぞ知る看板のない食堂は、一層の親密さを増す.

ホームページなどないし、わかり難い.

商売しているのかどうかも判然としないが、頼めば席を用意してくれるところもある.

山の中であったり、魚屋の2階であったり、何かの縁があって参加できる.

 

(2017年8月19日 修正版)

 

 

1.食堂情報

 

(羽尾の料理店)

 

食事に関する情報に次のものがある.

1)観光協会などのパンフレット

公平ではあるが、協会に加盟していないと掲載されない.

2)全国的、地域的なムック

料金を支払わないと掲載されない.

3)ネットのグルメ情報

こんなところを?ということもある.

4)個人のブログ

偶発的な感想で、客観性、公平性に欠ける.

自分で判断するしかない.

 

⒉ 秘密の食堂

 

1) 羽尾

自宅から40分の山奥に、羽尾の集落がある.

1日2往復、市のマイクロバスが通っている.

「山菜料理」の家がある.

料理屋というより、そこの座敷に集まることで、隣人を含め料理をつくってくれる.

集落の集会への仲間入りと言った方が当たっているだろう.

高知では、自宅にだれかれとなく集まって宴会をやることを「お客」というが、それである.

高知で活動している「豆電球」さんのライブがここで開かれた.

いろいろなつながりで人々が集まり、食べて、飲んで、話して、最後は全員で踊り回るお祭りであった.

 

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(山のライブ)

 

2) 住吉

田舎に住んでいると、地域外で飲むにはお金がかかる.

駅まで歩いて30分である.

従って、市域に行くには自分の車になる.

電車で行って飲んで、帰りは星空を仰いで歩いてもよいが、いつもいつもは億劫である.

帰りは代行運転を頼むことになる.

1台に運転手が二人乗ってやってきて、一人は客の車を運転し、送った後は1台で帰る.

地方都市に特有の事業であり、料金はタクシー代とほぼ同等である.

近いところは飲み代も安く、距離がないから代行も安い.

遠い高知市内は飲み代も高く、代行も嵩む.

歩いて行って飲めるところは貴重である.

近くの漁港に「ルー屋」がある.

昼間はカフェをやっている.

 

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(ルーカフェ.元は酒屋)

 

3.量の追及

 

食堂に求める3要素として、味、価格、量があるが、高知ではまず「量」が要求される.

 

1) うどん

高知の東部で、知らない人のないのが「国虎うどん」である.

最近ではうどんは安いものという通念があるが、定番国虎うどんの値段は、名古屋の味噌煮込みに匹敵する.

パリにも店があり、12.5ユーロということなので、2,000 円近い.

 

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(うどん店)

 

食べ応えがある.

カレーうどんを頼んだ女性が、「いくら食べても減らない!増えてきた!」と悲鳴を上げた.

まごまごしていると、うどんがふやけてその状態になる.

 

2) とんかつ

食堂の雰囲気には、あるじの風貌が影響する.

寿司屋の大将にビール腹の男性はそぐわないし、痩せて細身の人は鉄板ステーキのシェフに似つかわしくない.

その点、奈半利町にある、夫婦二人のとんかつ「豚福亭」は、十分である.

最初に行ったとき、窓越しに、コック帽をかぶった、でっぷりした年配の男性が、動くこともなく座っているのが見えた.

Kチキンと同じく、マネキンがあると思った.

しかし動いた.

ご夫婦ともだが、これほどとんかつ店にふさわしい風貌はない.

とんかつがなおさら美味しくなる.

とんかつ定食には大があるし、海老フライの大きさも高知で有名である.

うかつにこれらを頼んだ女性が持てあましても、奥さんが「コーン油で揚げているから、持って帰って温めて大丈夫」と包んでくれる.

 

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(とんかつ定食・並)

 

4.価格の追及

 

1) 丼の日

近くに海鮮料理食堂の「レストラン藤」がある.

これほどレストランらしくない建物は珍しい.

倉庫のようであり、1階の駐車スペースに出入りする車は工事に向かう業者のようである.

 

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(海鮮食堂)

 

海鮮大盛りを始め、何でもあるので子供連れも多いが、水曜は「丼の日」である.

普段1,400-900円ほどする丼が、この日は何でも500円である.

6,70人は入る大広間が、この日はぎっしりと埋まる.

 

2)   夕方の賑わい

 

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(安田町の直販所)

 

どこのスーパー、道の駅、直販所でも、惣菜と弁当売り場を拡張している.

ご飯の入った炊飯器があって、自分で必要量をよそって、レジで重さを計って支払うところもある.

夕方5時近くなると、どこからか人たちが集まってくる.

店員が3割、5割引きのラベルやマークを付ける時間である.

店員の後を追って、拾い上げて籠に入れる.

500円の弁当が250円だから、これはお得である.

割を食うのは、単身赴任のサラリーマンである.

7時や8時に行ってもスーパーにはもう何もない.

冷凍食品、コンビニ弁当に頼ることになる.

 

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(おわり)

2015年6月14日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一