1  高知旅行の第一歩.駅、バス停、空港、港

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高知の旅行を始めよう.

入口は、駅、高速バス停、空港、港の四つである.

どんなところで、何が待っているだろう.

どんな期待が持てるだろう.

県民が大いに議論した結果がある.

 

(2017年9月11日 改訂版)

 

 1.  高知駅

 

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(高知駅)

 

高架になって新しくなった駅には最初、「高知駅」の表示がなかった.

新聞の投書に「高知駅の表示がない」と出たのがきっかけだった.

議論の多い高知である.

「誰が見ても高知駅とわかる」、「いや倉庫と思われる」など論争があった.

「記念写真を撮るにもあった方がえいろう」ということになって、表示が取り付けられた.

東欧の都市で地下鉄の入口に何の標識もないので、日本人が現地の人に訊いた.

「わかっている人には必要ない. 知らない人は訊けばよい」との答えであったとか.

駅前には、坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の三人の像が立っている.

桂浜、室戸、横浪にある像のコピーである.

「そんな偽物を正面に作ってどうする」などと大議論であったが、結構記念写真スポットになっている.

軽いので台風の時には避難する.

 

三人像

(三志士の像)

 

駅前に、龍馬が生まれた町の光景が広がっていれば、「高知に来た!」というイメージがふくらむ.

しかし、全国どこの町とも同じ風景である.

そこで、三人の像の背後に、大河ドラマの龍馬の屋敷セットが移設された.

入れば、龍馬の風景がイメージできるようになっている.

「たかがセットの移設にそんな大金を使うのか!」などと言われたが、役立ったようだ.

 

2. バスターミナル

 

安さでは高速バスが一番である.

四国内はもちろんだが、岡山、神戸、大阪、京都から運行されている.

東京、名古屋、福岡は夜行である.

高知駅、はりまや橋が停留所になっている.

県外では知られていないが、高速道路高知インター付近に駅があって、駐車場もあり利用しやすい.

 

 

3.高知龍馬空港

 

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(高知大学農場と空港)

 

飛行機なら東京から1時間半、大阪からは45分で到着する.

空港の前には、高知大学農学部の農場があり、牛が草を食べている.

牛が目の前にいる空港は、ほかにないのではないか.

ただターミナルビルとは、駐車場を隔てているので、少し見え難い.

写真撮影も近づけばよいのだが、研究用で、病疫防止のためこれ以上進入できない.

一部を観光用にして、駐車場の上に橋をかけ、空港ロビーまで牛が出迎えるようにしてはどうだろう.

牛糞は肥料になるし、燃料にもなる.

戦後食糧難の時代、腹を空かせた学生たちが、1頭くすねて食べてしまったことがあったという.

 

(高知空港)

 

空港は小さいからすぐ乗降りできる.

羽田では、1キロありそうなウオーキングをさせられる.

プロペラ機は、滑走路を歩いて搭乗する.

送迎の人たちも、作業着や野良着にサンダル履きである.

空港というよりバス停に近い.

いまは「高知空港」ではなく「高知龍馬空港」である.

H前知事のアイデアであった.

議論があり、「龍馬など付けなくても高知空港とわかる」「また龍馬か」などであった.

「JFKやダビンチなど、人名を加えた空港は世界中に多い」ということで決まった.

その後全国に追随者が増え、やたらと冠詞をつけた空港が氾濫することになった.

 

4.  高知新港

 

高知の港は、もとは外洋から浦戸湾に入り、市内に近いところにあった.

今もフェリーターミナルが残っている.

以前は、東京からも、大阪からもフェリーがあったし、室戸へ足摺へ、船で行くことができた.

しかし、貨物ターミナルとしては土地が狭いため、桂浜近くの外洋に面した浜を埋め立て、新港がつくられた.

コンテナヤードとクレーンが1基ある.

当初あまり船が入らなかったので、「巨大な釣堀ができた」と揶揄された.

貨物船の他に、海洋底掘削船、南極観測船、自衛艦も入る.

水深があるので、大型クルーズ船が入港できる.

 

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(高知新港のクルーズ船)

 

観光の目的は何だろう.

名所旧跡の見物とされる.

しかし、身内やグループの旅行を見ているとそうではない.

主目的は、食べることとショッピングであり、名所の見学はきっかけに過ぎないように思われる.

どの観光地でも、人で賑わっているのは、食事処と土産物店である.

クルーズ船は高い.

乗客はお金を使いたいと意気込んでやってくる.

しかし高知では、干物か饅頭以上に、金を落としてもらう物品が提供されていないように思われる.

がっかり名所にならなければよいが.

 

 

中国に行き、貸切りバスで移動すると、必ず土産物店に立ち寄らせる.

お金を使うことになるが、観察するとベストファイブ は以下である.

1.    化粧品(女性に配るのに好適)

2.   茶葉(かさばらないし賞味期限が長い)

3.   書画(巻いてあるから持って帰り易い)

4.    陶磁器(飾るにも実用にも良い)

5.    絹製品(かさばらないし女性が喜ぶ)

以前、このような店で、「このお茶は深山の崖に1本だけ残る貴重な木から摘んだものである」などという.

眉唾に思ったが、せっかくなので、と買ったら、おばさんから「日本人金持ちね」と言われた.

今は逆かもしれない.

 

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(おわり)

2015年1月5日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一